アトピー湯治の聖地 豊富温泉に行ってみた話
こんにちは。働きながら脱ステ・脱保湿実行中のころころです。
豊富温泉ってご存じでしょうか?北海道豊富町にある日本最北の温泉郷であり、油分を多く含んだ泉質が皮膚疾患に有効とされ、多くのアトピーや乾癬などの皮膚疾患をお持ちの方が訪れているそうです。
以前、実際に私も訪問してみたことがあり、脱ステ・脱保湿を乗り切る、もしくはアトピー治療をしたいという場合には、効果の程度、コスパ、副作用などの心配がない点、すべてにおいて、ここでの湯治を試してみることをおすすめします。
豊富温泉で湯治をしてみた効果
私が以前、訪れたときは仕事のストレスがピークで首、肘、膝から浸出液が噴出し、朝起きると痛くて歩くのもつらい状態でした。そんな中、このままでいるのは無理だと思って、なんとかネットで見つけ出したのがこの温泉でした。
思い立ったが吉日、見つけてすぐ予約、会社には有休をねじ込んで1週間休むことを宣言しました。(ほかの方の体験談を読んでみると、3週間ほどが目安だそうですが、さすがにその期間休みを取ることはできないので、とりあえずの1週間のつもりでした。)
実際に入ってみると、、、
浸出液が止まり、傷口がふさがった
まず驚いたのが、お湯に入っても傷口にしみないことです。お湯は油がぷかぷか浮かんでいて、石油っぽい匂いもするいちょっと心配でしたが、実際入ってみて感動しました。しみないし、肌にしっとり吸い付いてくる感じがして15分ほど落ち着いて入浴することができました。
アトピーの方は、わかっていただけるかなと思いますが、その当時はお風呂に入るのが恐怖でしかなく、出た後の極度の乾燥からのかゆみがつらくてつらくて仕方なかったです。しかし、この温泉は出たあとも全くかゆくない!!早々に傷がふさがって救われた気分になりました。
布団に入ってからの掻き壊しがなくなった
私のアトピーは特に首回りがひどく、ごわごわ、時に浸出液により痛くて回らない状態になっています。布団に入れば掻き壊してしまうのを止められませんでした。
しかし、この温泉での湯治中、掻き壊しは一度もなし。日中首がかゆくなることもなく、穏やかな日々を過ごすことができました。
日中のかゆみが激減
さらに、湯治をしてみて、一番驚いたのがかゆみがほとんどなくなってしまったことです。普段顔やら肘やらどこかしらチクチクした違和感とともになんとなくかゆいなーという気分を引きずっていたのですが、全然かゆくない、かゆくない生活ってこんな感じなんだ、と感動しました。
湿疹自体はまだ残っていますが、脱ステ・脱保湿期の絶望期における救いの手段として、効果のほどを実感しましたので、今後のブログでも当時の体験メモをもとに記事を書いていこうと思います。
なぜ、豊富温泉でアトピーが改善する?
実際に湯治をしてみてなんでこんなに効くんだろう?と温泉の成分などを調べてみたところ、
・石油成分による保湿効果
・殺菌、皮膚の治癒効果があるメタホウ酸の高い含有量
等が、他の温泉に比べて高いことが挙げられるようです。
温泉の成分ももちろんですが、現地では、アトピーのことを気にしなくていい環境がいかにストレスフリーかということを実感しました。同じように皮膚疾患で湯治されている方が多く(湯治目的で豊富町に移住された方も多くいらっしゃるとか。)、宿や温泉施設のかたも湯治客のことをよくわかっていらっしゃるので、一切気を使う必要がない!
アトピー治療には最高の環境だと思いました。
宿とか温泉施設は?
私はこちらのホテルニュー温泉閣ホテルを利用しました。
・ホテルニュー温泉閣ホテル(湯治パック5泊以上で7,000円【6月1日~10月31日】
6,000円【11月1日~4月30日】、3食付き)
湯治パックであれば6,7000円で3食付き。かなりリーズナブルなお値段で湯治をすることができます。
入浴については、宿からすぐのふれあいセンターを利用しました。こちらは一般用と湯治用に湯舟がわかれており、湯治に適した低めの温度の温泉を利用することができます。
・町営温泉入浴施設 ふれあいセンター(大人(中学生以上):510円 子供(小学生):250円 65歳以上:380円、回数券(8回分)大人(中学生以上):3,570円 子供(小学生):1,750円)
https://toyotomi-onsen.com/hotspring/
こちらの回数券を購入(同日再入場可)し、一日2回ほど15分ずつ程度入浴していました。
まとめ
脱ステ・脱保湿でどうにもならない絶望期を乗り越えるための一押しは豊富温泉での湯治。コスパがよく、副作用の心配もないので、金銭面、仕事との折り合いがつくのであればぜひ一度。