脱ステ・脱保湿にいたった経緯
こんにちは、社会人で脱ステ・脱保湿を実行中のころころです。
アトピー治療は千差万別、本当に人によってさまざまで決まった答えはないな、というのが私の考えです。保湿でよくなるひともいれば、脱保湿がいい人もいる。ステロイドで普段の生活を取り戻した人もいれば、ステロイドの副作用に苦しむ人もいる・・・
そんな中で、私の場合は脱ステ・脱保湿+食事運動の見直しの組み合わせが一番自分の体にしっくりくるかなと考えまして、現在も実行中です。初めの自己紹介記事でも簡単にご紹介しましたが、この治療法にたどり着いた軌跡を詳しく振り返っていきたいと思います。
- こんにちは、社会人で脱ステ・脱保湿を実行中のころころです。
- 断続的にステロイドを使用していた出生後~中学生
- 患者に向き合って治療方針を示す皮膚科医に感動
- 一人暮らしで症状悪化した大学生活
- 脱保湿を検討し始めた社会人
- 現在の治療方針
断続的にステロイドを使用していた出生後~中学生
生まれつきのアトピー持ちであった私は、幼少期からかゆくなると皮膚科に行って、ステロイドを使用する生活をしていたと記憶しています。その当時通っていた皮膚科は、訪れると患部も見ずにステロイドを処方するタイプの皮膚科で、今思うと、このころだらだらステロイド使わなければなあ、と思うばかりです。
かゆくなる⇒ステロイド塗る⇒多少よくなる⇒でもやっぱりかゆくなる、という無限ループで中学生のころには、これこのまま続けても治らないのではないか、と思って、いろいろ調べ始めました。
その結果、ステロイド副作用に苦しむ人がいること、食事や運動によって根本的に体質を改善して、アトピーを克服することのほうが大切なのではないかと思い始め、近所のステロイドを使わないという皮膚科を訪れました。
患者に向き合って治療方針を示す皮膚科医に感動
この皮膚科では、それまで通っていた皮膚科とは異なり、普段の生活習慣や日光にあたって痒くならないか、などさまざまなこと話を聞いたうえで、治療方針を提示いただき、とても信用できるな、と感じたのを覚えています。ここでは、非ステの塗り薬を中心に生活習慣を改善していくことをメインとしていました。
確かヒルロイドと抗ヒスタミン薬かな?(そこまではっきり薬名は覚えていなかった・・・)あたりを使用しつつ、高校くらいまで通っていた記憶があります。
その後、なんとか大学受験を乗り越えて、上京することとなりました。
一人暮らしで症状悪化した大学生活
東京で一人暮らしを始めると、もともと料理が苦手なこともあり、不規則な生活が続いたことがたたって徐々にアトピーが悪化いていきました。このままではまずい、と感じて再びアトピー治療について真剣に調べ始めました。
ここで挙がった選択肢は3つ。
② 非ステの薬を引き続き使用する
③ 漢方などほかの治療法を探る
①は過去失敗しており、ステロイドを続けても、治る気がしなかったので、このときは②を続けることを選択しました。このころ使用していたのは、紫雲膏・タイツコウあたりの非ステロイド薬でした。そこそこかゆみは抑えられるんですが、いかんせん、色・匂いが気になりましたね。
個別の薬の使用感はまた改めて記事にしたいと思います。ピークの時は大容量のタイツコウを塗りまくってましたね。これらの薬のおかげで、そこまで夜掻き壊すこともなく、日常生活を送ることができました。
脱保湿を検討し始めた社会人
中医薬を試してみた
社会人になってしばらくたっても上記の薬を使用していたんですが、仕事のストレスが徐々に高まってくる中で、薬の上から掻き壊すことが多くなり、皮膚が熱をもった感じになるようになりました。
そこで、治療法を変えようと、ノンステロイド治療で有名な東京のイワサキクリニックを訪れ、1年ほど通っていました。
約2700年余り前から古代中国の伝統医学に扱われている中医薬での治療を行う皮膚科です。
http://www.soujikai.jp/clinic/iwasaki-tokyo.html
患者ごとの症状に合わせた処方をしていただき、初診時にがっつり薬を塗られることに驚きましたが、アトピーを治すことに真剣取り組んでいる皮膚科である、という印象をもちました。
ただし、自由診療のため費用がそこそこかかるので、働き始めの身としては、そこだけがネックでしたね。
脱保湿を決心
1年ほど、中医薬での治療を続け、そこそこの状態を維持できてはいるものの、もう一押し治る方向に向かいたいと考えた私は、脱保湿を検討するようになりました。中学生以降ステロイドは使用していないものの、保湿は続けており、お風呂でたあとに薬がないと不安でしょうがない状態でした。
保湿依存になっているのではないか、という思いと、何も塗らなかったらどうなるんだろうという、怖いもの見たさもあり、脱保湿を開始しました。
朝起きても、何も塗らない、夜も何もしない、開始して数日で首や肩かたから汁がダラダラでてきて、脱ステ時を思い出す苦しみでした。
皮膚が正常な状態ではなく、うるおいを保っていられない。このような経緯から保湿依存状態を確信した私は、脱ステ・脱保湿方針で治療することを決心しました。
現在の治療方針
↓その後、豊富温泉での湯治、食事療法、運動、瀉血などさまざまな治療を併用しつつ、脱ステ・脱保湿を続けております。今のところ、薬使っていた時のほてり、違和感などがなくなり、乾燥はひどいものの自分の体にはこの方向性があっているのかなと、個人的には思っています。